2016年12月8日木曜日

時刻: 16:37 投稿者 estec-inc

社長の武部です。

本日は昨今話題の「タワマン」について
少しお話しさせて頂きます。

皆さんもご存知かと思いますが…
「タワマン」とは「タワーマンション」の略称です。
では何階建て以上からタワーマンションと呼ばれるか~ご存知ですか?
タワーマンションの明確な定義は…無く…
あえて答えを探るなら…塔状の高層マンション…でしょうか…?

ただ建築基準法では60m以上の建物を超高層建築物と
定義付けられている事を準用すれば…
タワーマンションの定義は、
20階建て以上の塔状の高層建築物…になると推測します。

では…このタワーマンション…
特に上層階は高額にも係わらず…何故人気があるのでしょう?
それは…
①部屋からの眺めが最高~という眺望景観
②プール・フィットネス・パーティールーム等~共用施設
③駅・バス停等~交通利便
④スーパーマーケット・学校等~生活利便
⑤防犯・免震・制震等~安全性
⑥何よりシンボリックな立地・建物・設備等~ステータス性
が抜群に優れているからですが、さらに昨今では…
節税効果も注目を集めております。

では…何故タワーマンション…
特に上層階は節税効果が高いと言われているのはどうしてでしょう?
それは売買の時、先程の優れた利点から東京都心部では、
少なくとも億を超える価値となる一方で…
相続税や固定資産税の場合、評価額や課税標準額等の公的価格を用い
画一的に算出することから…その算出額は時価に比べて極めて低く、
また階層の上下での差が微小となり、大きな時価との差が生まれます。

つまり…「売ればいつでも高く売れるのに…税制上の価値は低い」ことになり…
その差が節税効果となる訳です。
そうなると有名人が…タワーマンションを買ったことが話題となりますが…
最高のマンションに暮らす~という華やかな話題の影に…
節税も図る…という現実的な思惑もあったという事になります。
但し、残念なことに…
住んで良し、持って良し、売って良しのタワーマンションの税制を
政府は見直すことを発表しました。
政府案を見る限り…節税効果が少し減る程度と推測しますが、
これだけ注目されると…今後、段階的にタワーマンションの節税効果は薄れると思います。
では次の一手とは?
…不動産投資顧問業者としては…闘志が湧く課題です。

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