2012年7月10日火曜日

時刻: 11:52 投稿者 estec-inc

武部です。

私が所属する未来創成会において、6/12より1泊2日の大阪・京都研修に行ってきました。
研修のテーマは”真の温故知新”という難しいお題目ながら
われわれ不動産の業界に携わる者として、
依然として旧体質であるこの業界において
「壊すべきモノ」と「守るべきモノ」を見極めるきっかけとなれば、と
橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会への訪問を企画した次第です。


昼食を美々卯(うどんすき発祥のお店)でとったあと、
午後より大阪府庁を訪問し、職員の方に庁内をご案内頂き
大阪府議会議員の坂上敏也先生のご講演と、
職員の方より大阪府の街づくりについてご説明を拝聴しました。



もちろん坂上先生は、大阪維新の会に所属されており、
大阪府および大阪市の現状、そして大阪維新の会が目指すこと
さらにこの取組みが全国に波及する意義について、
熱意を込めて詳しく、そして分かり易くご説明いただきました。



ニュースを観ている限り、大阪維新の会=旧体質への挑戦者であり
橋下徹市長VS大阪市(府)職員といったイメージでしたが
実情は、廃止すべき制度や慣例に対し、果敢に取り組んでいるということであり
闇雲に激突を好んでいる訳ではなく、
また廃止も詭弁を用い、煙に巻くことで延命してきた
悪しき恩恵にのみ手を加えられているようです。

それは私自身、大阪府の職員の方にこっそりと
「橋下市長のこと、どう思う?
やっぱり職員の人から見れば、ただの困った人?」
と意地悪な質問をしたところ、職員のお一人が
「よく聞かれますけど・・・人それぞれでしょうが、
私は良かったと思います。
だってどの職員も府民や市民のために、と思って働いてますが
職場内の慣例は我々では変えられないのに、批判は受ける。
でも橋下市長が府知事になった時、多くの悪しき慣例を根絶してくれた事で
府民も納得し、今では府政を応援してくれている。
府民や市民に疑われながら働くより、今の方がやりがいがあります。」
と話してたことからも、その成果が窺えます。

はじめは、待遇改善を以って職員の意識を向上と公共サービスへの反映の
謳い文句がスタートと推測しますが、一部のズルイ職員が
公共サービスと言う対価を計れない盲点を突き、
徐々に労働環境の改善との名目で、業務量を減らしつつ、
その行為を正当化するために広く蔓延化させたんだと思います。

大阪維新の会は、大阪市民感覚で職員給与と公共サービスの対価が
伴っていないことを指摘し、禍根を断ちつつ、職員の意識を向上させたこと
この荒業を断行させた力こそ、民意に他なりません。
そう考えると、大阪維新の会は誰のため・誰の未来のための改革か?を
明確にしているからこそ、断行に迷いやブレがないのだと思いました。

我々不動産業界も、依然旧体質です。
誰が悪い訳でもなく、要はぬるま湯に慣れ、変化を嫌っているだけです。
本当に守るべきは業界なのか?制度なのか?
それはお客様であり、そのお客様に必要と思って頂ける、
プロの水準ではないでしょうか?

我々も大阪維新の会に習い、お客様目線の改革を行い、
お客様の支持を頂けた時こそ、
この不動産業界が変わる日であると実感しました。

大阪・京都研修は、その他ご当地重視のお食事を用意し、
うどん・お好み焼き・京懐石とお腹を満たす旅でもありましたが、
何よりメインイベントである大阪府訪問は、心を満たす旅となりました。

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