2012年2月20日月曜日

時刻: 12:03 投稿者 estec-inc

こんにちは。
武部です。

2月10日
同業者5名と共に上海に行ってきました。
2泊3日というものの、初日は夕方着、
最終日は早朝発と実質1日でしたが、
午前中は、中国不動産事情に精通し、
現地でご活躍の今井様より、上海の現状に加え、
日本と中国との不動産取引の違いを
分かり易くご説明いただきました。

またお昼からは、上海ヒルズ、
そして上海ヒルズの横に建設中の上海センタービル・・・
完成すれば632mと中国1の高さとなる建物も見学しました。

中国は、国家の仕組みや不動産という財産の構成が
日本と大きく異なります。
また経済情勢も、より大きく異なります。

日本人、特に私の様な不動産業者から見れば、
”不明朗な権利を背景に、よくこれだけの投資を続けられるなー”
と思うものの、中国は世界を相手に歴史を刻んできた国だけに、
我々島国の不動産の感覚と異なり、
ある意味”割り切っている”ように感じました。

ただこの活気を見て、ふと遡ること・・・
20年前、日本もバブルと言われた時期があった事を思い出しました。

その後、バブル崩壊によって多くのものを失いましたが、
一方でバブルは日本が世界に向けて
存在感を発信できたと思います。

ただその礎は、先人達が戦勝国であった米国の常識、
仕組み、制度を世界の常識として受け入れ、
素直に世界に向けて実践した成果だと思います。

そして今・・・中国は世界を相手に発展し、
世界のマーケットが無視できないほど、
大きく頼られる存在となりました。

ただ一方で、貧富の差が大きく、
義務より権利を強調し、
民主主義社会では考えられない程、
国家統制が強い国でもありますが、
世界の経済戦争に、どうしても勝てない日本。
今こそ敗戦国となった日本を大きく発展させた先人に倣い、
経済戦勝国である中国から学ぶことが大切だと・・・
強く感じた研修となりました。

最後に、貴重な体験をアテンド頂いた北國銀行さま、
貴重なお話をして頂いた今井さまに心より感謝申し上げます。

武部

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